コラム

荊冠旗 第2718号/15.06.08

 プロレスラー天龍の引退記念試合を見に行った。天龍が攻め立てられると、館内からブーイングが飛び、攻める選手にやじも投げつけられる。タイミングのいい、うまいやじには館内から同意の拍手や歓声が送られる
▼国会では、戦争法案をめぐって安保法制の特別委員会で審議がすすんでいる。つい先日、野党からのやじに安倍首相は「議論の妨害はやめていただきたい。学校で習いませんでしたか」と語っていた。ところが翌日、野党議員の質問に「早く質問しろよ」とやじを飛ばした
▼安倍首相は、2月にも農水相の献金問題を追及する野党議員に「日教組どうするの」とやじった。事実関係の誤りを指摘された首相が陳謝した経緯もある。つまらないやじ飛ばしは一国の総理たる風格もないことを示す
▼特別委員会での首相答弁は、一般的には、原則的には、とくり返し、客観的、合理的に判断する、と答えるだけ。防衛大臣、外務大臣答弁との矛盾やほころびも各所で出てきている
▼「早く質問しろよ」のやじは、首相のイラつきを示している。アメリカで夏までには法律を制定すると約束したのにグダグダいうな、というわけだ。念頭にあるのは数を頼んだ強行突破
▼大阪では大阪市分割条例案を共同した運動の力でつぶした。この案が成立すると、推進する政党によって憲法改悪に連なるところだった
▼共同の闘いで戦争法案をつぶすことが、いま、絶対的に必要だ。

 

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