コラム

荊冠旗 第2751号/16.02.15

 7日朝は北朝鮮が「地球観測衛星」として国際機関に打ち上げ計画を届け出た、「長距離弾道ミサイル」発射のニュースでもちきりだった。昼のニュースでは放送時間を延長してまで放映を続けた
▼沖縄では、いかに弾道ミサイル防衛システムが稼働しているか、各地域に有線放送などで住民に情報が提供されているかなどを自慢げに流した。沖縄の住民や観光客に、この上空を飛んだのは怖い、といわせていた。飛行機はいつでも頭上を飛び、衛星も頭上を回っているではないか、と突っ込みたくなった
▼しかし例の「弾道ミサイル防衛」による100%迎撃が無理なことは自衛隊幹部も認めるところ。50%も無理なことは自明。ではなぜ、こんなシステムが稼働しているのか
▼04〜15年度にかけて、米国製のシステムにすでに1兆3500億円もつぎ込んでいる。つぎつぎと技術や製品の陳腐化にともなう改良などに金が注ぎ込まれる。有効性はともかく、いまさらやめられない。こうして果てしなき軍拡、莫大な金の注入に突きすすむ
▼結局、今回の事態を利用して安倍政権がおこなったのは、北は敵、集団的自衛権や憲法改悪は必要、というメディアを総動員した宣伝
▼「災い転じて福となす」とは格言。あらゆる「災い」を有効利用するのが安倍政権。虎視眈眈と災いを待っている
▼「テロ対策」を口実にした、人権無視のさまざまな対策なるものを許してはならない。

 

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