コラム

荊冠旗 第2774号/16.08.08

 初めての女性都知事が誕生した。野党統一の鳥越候補は高齢者の支持があったものの敗退した
▼自民不利と見た安倍首相は都連の要請にもかかわらず応援演説にはでなかった。この事態を考えてのこと。保守は保守どうしで都議会や政府との関係を修復しながら転がっていく
▼安倍首相、党・内閣人事も済ませ一段落といきたいのだが、そうはいかない。それが平成の天皇による「生前退位」問題。天皇みずからが問題を発信するという
▼安倍首相は、小泉首相時代に官房長官を務めていた。そのときに持ちあがったのが「女性・女系天皇」問題。有識者会議ができ「女性・女系天皇」容認の報告書ができあがった
▼皇室典範の改定について国会でやりとりするのが安倍官房長官の役割だった。報告書を書いた有識者との会食で、首相から、君の答弁が重要と釘を刺された。「無言で青ざめて見えた」と参加者は語る
▼天皇の継承は男系に限るなど、皇室のあるべき像を持つ安倍官房長官は容認の報告書にもとづく答弁ができなかったのだろうか。この報告書は、潰えた
▼今回は天皇のあるべき姿を描く安倍首相と現実的な対応を求める天皇との間でき軋轢を生むのではないか
▼近代の日本人の躓きの石は天皇制だった。あらゆる思想を溶かし込む。被差別民を戦前も包括の対象とした
▼天皇が護憲派であるのは象徴としての皇室の地位を守るため。くれぐれも天皇に幻想を抱くなかれ。

 

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