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NEWS & 主張
「戦争の出来る国」に反対
憲法集会で意志表明
「解放新聞」(2015.05.18-2715)
 憲法改悪が日程にのぼる危機感のなか、今年の「5.3憲法集会」は5月3日午後、横浜市のみなとみらい・臨港パークでひらかれた。夏日になり、強い陽ざしに海風が吹く、さわやかな天候のなか、3万人以上が集まり、安倍政権の「戦争のできる国」に反対する明確な意志を示した。部落解放同盟は関東ブロックを中心に参加した。
  主催は、「平和といのちと人権を! 5.3憲法集会実行委員会」。
  集会では、大江健三郎さん(ノーベル賞作家)らよびかけ人が、平和憲法の理念と戦争放棄の憲法9条をしっかり守り抜こうと訴えた。沖縄からは、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代さんが、「沖縄に恒久的な新基地はいらない」と連帯を訴えた。
  大江さんは、安倍首相のアメリカ両院での演説を「あまりに露骨なウソで満ちている」と批判。「国会での説明もなく、国民の同意も得ていないものだ」「集団的自衛権は拒否する。積極的平和主義は欺瞞だ」と、いつになく厳しい言葉で訴えた。
  作家の澤地久枝さんは「安倍政権には絶対反対」と語り、「平和や命という言葉をあんなに汚くした人はめずらしい。憲法を守る声をひとつにすればさらに大きな声になる」。作家の雨宮処凛さんは「貧困と戦争は親和性がある。戦争への危機と貧困の深刻化が同時進行している」。精神科医の香山リカさんは、「私たちはこの憲法を使いつくすことが必要」。憲法学者の樋口陽一さんは、「盟友だった」と故管原文太さんの「政治には二つの役割がある。ひとつは国民を餓えさせない。もうひとつは絶対に戦争をしないことだ」の言葉を紹介した。
  作家の落合恵子さんは、「人権は、誰にも足を踏ませない、約束と実行のなかにある。足は存在、尊厳そのものだ。安倍首相がつぎつぎと市民の足を踏むことにたいし、NOという権利をもっている。自主規制するメディアに頑張れという言葉とNOという言葉もつきつけねばならない。民主主義は瀕死。生き返らせるのは一人ひとりの私たちだ」と語った。
  民主党、共産党、社民党、「生活の党と山本太郎と仲間たち」の各党代表の訴えに続き、戦争・反原発・貧困や差別にかかわる諸団体・個人が訴えをおこなった。

 

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