pagetop
NEWS & 主張
鳴りやまない拍手と歓声
大阪の太鼓ユニット「絆」が英国公演
「解放新聞」(2015.08.24-2727)

 言葉や文化が違っても太鼓を通じて「熱と光」が伝わった。「絆」の演奏が終わると一瞬の沈黙のあと、会場が割れんばかりの拍手喝采。「ブラボー」「グレート」などの観客の声とスタンディングオベーション。会場は大きな感動の渦に包まれた。

 【大阪支局】大阪府内の部落の太鼓グループでつくる太鼓ユニット「絆」が英国のエクセター市でひらかれた「UKタイコフェスティバル」出演のため、演奏者15人と浅居明彦・浪速支部長、寺田吉孝・国立民族学博物館教授らとともに、7月2日から7日まで英国を訪れた。
  「絆」は、浅香太鼓集団獅子、北芝解放太鼓保存会鼓吹、太鼓サークル蛍、太鼓集団怒、太鼓集団疾風、太鼓集団魁の6団体で構成され、太鼓演奏とともに反差別を訴えてきた。
  4日の太鼓公演では演奏の前に、寺田教授が製作した映画「怒-大阪浪速の太鼓集団」を上映し、太鼓の歴史だけではなく、日本で部落差別がいまも根深く残っていることを紹介し、今回の公演がたんなる太鼓演奏ではなく、反差別の思いもこめたグループによるものであることを伝えた。そして「琉拍」から「新風」まで全11曲を演奏。力強い大太鼓や締太鼓、篠笛(横笛)、三味線、鉦(かね)も加わり、一体になった演奏に観客はひき込まれていった。
  終了後、観客のどよめきがわきおこり、スタンディングオベーションがやまないほどの大成功となった。演奏者全員がロビーに並ぶと、多くの観客が押し寄せ、「感動した」などと熱く感想をのべ、何度も握手を交わした。この日の公演まで何度も練習を重ねてきた。その緊張感がほどけた瞬間、メンバーが流した涙はひときわ輝いていた。


 

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37  ℡(06)6581-8516 fax (06)6581-8517
定価 1部 8頁90円 年ぎめ1部4320円(送料別)
送料 年1968円(1部購読の場合、それ以外はお問い合わせください。)