NEWS & 主張
行政権力濫用など指摘
リバティ理事長が意見陳述
「解放新聞」(2015.10.12-2734)
 大阪人権博物館(リバティおおさか)にたいし、大阪市が建物の収去(一定の場所から取り去ること)と土地の明け渡しを求め7月23日に提起した訴訟の第1回口頭弁論が、10月2日の午前、大阪地裁でおこなわれた。通常は原告側がおこなう意見陳述を、今回は石橋武・大阪人権博物館理事長が10分にわたっておこなう異例のかたちをとり、大阪市の提訴は▽当法人の解散と当館の廃館を意図した行政権力の濫用▽当館の敷地が、被差別部落住民の差別撤廃と教育向上への願いから大阪市に寄付されたという歴史的経緯、住民の願いの無視▽当館が日本で初かつ唯一の人権に関する総合博物館として果たしてきた社会的役割と意義の否定、市の人権行政にたいする責任の放棄である、と訴えた。

第2回は12月25日大阪地裁大法廷で
  口頭弁論終了後、大阪弁護士会館で、傍聴できなかった人を中心に60人が参加して報告会がひらかれた。
  5人の弁護団を代表して丹羽雅雄・弁護人が、次回第2回口頭弁論は12月25日に大阪地裁大法廷でおこなわれることが決定したと報告、「次回から大阪市にたいし全面的な反論をする。1985年になぜリバティがあの場所にできたのか。昨年度までずっと大阪府市が補助してきたということは、本来、行政がやるべきことをリバティが肩代わりしていると認めていたから。大法廷の100人の傍聴席を埋めるには、動員型ではなく新しいリバティをつくるぐらいの覚悟で臨まなければ」と力をこめてよびかけた。
  中法廷の傍聴の定員35人にたいし8人が司法記者クラブに割り当てられ、残る27人の枠は100人による抽選となり、裁判への関心の高さがうかがえた。


 

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