NEWS & 主張
誰ひとり差別性指摘せず
差別CM事件第3回確認会で明らかに
「解放新聞」(2016.02.15-2751)
 東京都連がとりくむ差別CM事件の第3回事実確認会では「屠畜は残酷」という意識が背景にあったことが明らかになった。また葛飾区内で連続する差別落書事件も掲載する。

「屠畜は残酷」という意識が
  【東京支局】都連と全芝浦屠場労組はCM差別事件の第3回事実確認会を昨年12月21日にひらいた。
  差別CMは食品会社A社と広告代理店が製作、海外広告賞に出品したものがインターネット上で流通したもので、擬人化した牛の卒業式の場面で進路が「田中ビーフ」とされた生徒が号泣し周囲の生徒がざわめくというもの。
  確認会では▽「田中ビーフ」版について社長から「問題がある」と指摘をうけ、別版に修正しA社のHPなどで公開▽代理店が「田中ビーフ」版の広告展への出展をA社に打診。A社が許可する▽(広告展出展はテレビ放映が条件のため)「田中ビーフ」版が放映される、など経過が明らかになった。また製作者は「田中ビーフ」の場面を「ストーリーに緩急をつけるため」としており、事件の背景に「ウシを食肉にする」こと、つまり、「屠畜は残酷」という意識の存在があったことが明白になった。意見聴取の結果、A社内で代理店からの提案に事業部、広告部、広報部、法務・CSR部、品質保証・環境部の誰も差別的問題であると指摘していなかったこともわかった。
  現在の流通については昨年10月のいわゆる「炎上」によってA社と広告代理店が削除手続きに入り、前回確認会(10月)では「検索しても出てこない状態だ」と報告されていた。
  今後、糾弾会で再発防止に向けとりくみを継続する。


 

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