NEWS & 主張
富山県と市に対応求める
差別張り紙事件
「解放新聞」(2016.06.06-2765)
 【北陸支局】5月10日、富山市在住の人から富山県連に「この写真を見て欲しい」と情報提供があった。そこには家屋の側面に「迷惑カケルナ」「トーナイだ(注・加賀藩独自の蔑称語−藤内のこと)」「奇喪異(きもい)がよ」などと一文字ずつ書かれた紙片が並べて張りだされていた。
  文字は白い紙に1か所を除き、赤色で書かれている。情報提供者は、「この家の住民がみずから張り出しており、隣接する家への嫌がらせのようだ。通行人からもよく見える」と説明。
  県連では、蔑称語が差別的に使われて、通行人に見えるように公然と張りだし、差別の助長・拡大につながる重大な事態と判断し、即日夕方、富山県にたいし適切な対応をとるように要請した。
  また、5月12日、県連は現地におもむき、現場の確認と周辺の住民から聞きとり調査をおこなった。周辺住民からは「A(問題をおこしている人物)は人の話をまともに聞く人ではなく、変わった人」「隣接する家(Bさん)に難癖をつけては、聞き入れられないといって嫌がらせをくり返してきた人」「張り紙は1年以上も前からで、しだいにエスカレートしてきた」などと、ほぼ共通に受けとめている。
  周辺の住民はBさんに同情的だが、Bさんのような目にあいたくないのでAとのかかわりを避け、張り紙も見て見ぬふりをしている状況。「トーナイだ」の張り紙は、いつから張りだされたかを、確認することができなかった。
  県連は5月16日、富山市にも、現場確認と聞きとり調査の結果を示し、市として早急に対応するよう要請した。市は当該地域を所管する行政センターにも確認し、「対応する」と答えた。

 

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