NEWS & 主張
豊野支部子ども会を発展させ
ハンセン病差別を学ぶ
ふれ愛学習会お泊まり会
「解放新聞」(2016.08.29-2776)
小中34人が参加
  【熊本】熊本地震から100日を前にした7月21、22日、宇城市にある豊野町コミュニティーセンターでは、中学校区の小中学生を対象に「ふれ愛学習会お泊まり会」がとりくまれ34人が参加。毎年ムラの聞き取りなどにとりくんできたが、今年はハンセン病の国立療養所菊池恵楓園(合志市)での学習にとりくんだ。ほかにも手作りのそうめん流し、ムラや周辺地域でのもらい湯にもとりくんだ。
  豊野支部の子ども会から発展し、14年目となった学習会。差別を許さない仲間づくりをめざし月2回、基礎学習と部落問題をはじめとした学びを深めてきた。現在は、市と教育関係機関が運営をにない、支部や周辺地域がともにとりくむ地域運動の要となっている。
  菊池恵楓園では「人権は命。お母さんのおなかのなかにいるときから人権はみんなにあるんだよ」と子どもたちに語りかけた志村康・同園入所者自治会長。戦後まで続いた国のハンセン病者にたいする差別的な政策、根深く残る偏見・差別について語った。フィールドワークでは園分校跡などで、入所した青少年をとりまいた環境や、高齢化がすすんだ園のようすを学習した。熊本地震では園の納骨堂でも骨壺が倒れるなどの被害があった。

もらい湯も体験
  夕飯後のもらい湯では9戸でおじちゃん、おばちゃんがむかえてくれた。夕涼みをしながら、学校や地域での生活や学習会で学んだ差別、恵楓園で感じたことなどにぎやかにおしゃべりした子どもたち。翌日にはお礼の手紙も書いた。
  地域で子どもたちを見守り育てる運動をめざし活動する豊野支部。少子高齢化などを背景に学習会のかたちも変化してきた。しかしこれまでの地道な活動をへて、学習会は中学校区からたくさんの子どもたちが集うみんなの場所になった。先輩から受け継いだ子ども会活動の実践はこれからも続いていく。


 

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