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NEWS & 主張
悪質な差別手紙
同一犯が福岡、山口両県連に
「解放新聞」(2016.09.26-2780)
 【福岡支局】福永謙二・県連人権対策部長は、3月16日に県連事務所と山口県連事務所に同じ内容の差別手紙が送りつけられてきた問題や、これに関連する差別文書の張り紙事件が北九州市内の中学校で発見された問題を、5月21日の第4回県委員会と6月21日の第5回県委員会で報告した。
  県連に届いた手紙は、裏面の文書の頭に福岡県内の会社の支店名、職場名、住所、電話番号が書いてあり「〇〇〇(よみがな)と言う者だが、部落は人間ではない。部落の祖先はどれいとして日本に連れて来られた家畜と同じである。ゆえに、部落に人権などはない、偉そうにするな、殺すぞ。」という文面だった。
  手紙にあった会社の担当者に連絡をとったところ、実在する個人の名前をかたった悪質なものであることが判明した。
  また、5月12日には、同じように、この会社の住所や会社名、職場名などとともに差別文書が北九州市内の中学校の門扉の掲示板に貼付されていたことが地元の地協からの報告でわかった。「〇〇〇と言う者だ。○○中(学校名)のガキどもは、部落のガキばかり生きる価値なし いくら勉強しても私たちみたいな一流企業には入れない 部落はくたばれ 死ね 文句あるなら電話してこい」とのあとに、わざわざ電話番号まで書かれていた。
  この差別事件に福永部長は「ひじょうに悪質だが、企業も警察に連絡しており、今後は警察の動きを注視していきたい」と語った。

博物館に過去帳が
  福永部長は、このほかの報告もおこなった。3月16日に佐賀県部落解放研究所の関係者からの情報提供により九州国立博物館(福岡県太宰府市)で1月19日からひらかれていたミニ特別展「芦屋鋳物師の世界から~中世鋳金の美と受け継がれた技」の展示会場で、芦屋町の時宗・金台寺所蔵の過去帳を展示していた。さらにネットで検索すると金台寺の境内のなかの掲示板に、過去帳が写真で掲載されていることが判明した。
  その後、博物館の関係者には過去帳の問題点を指摘し、県の関係機関に早急な対応を要請した結果、展示会場から過去帳が撤去された報告が県からあった。だが、芦屋町では、町の図書館などいろんなところに過去帳の写真などを掲載して頒布していることもわかり、県に指導を要請した。
  県は関係機関に「過去帳は人権上、配慮してほしい」と指導していたものの、開示されている状況が判明したことから、「今後、博物館と県との協議をおこなっていく」と県連に報告があった。


 

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