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NEWS & 主張
再審実現へ熱い思い
石川さん夫妻のスピーチも
「解放新聞」(2016.10.24-2784)
 【福島】映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」の郡山市内初の上映会が10月8日夜、ミューカルがくと館大ホールでひらかれた。雨雲の広がる天候だったが、会場は100人を越えて満席になった。上映後、石川一雄さん、石川早智子さんと狭山闘争本部の安田聡・事務局次長がスピーチし、狭山再審の実現へ熱い思いを固めあう会になった。
  上映後、会場からは、「福島(津波・原発事故)にとっての50年は2061年。私はそのとき何歳だろうか」と50年以上にわたる狭山闘争の重さをかみしめ、署名など支援のとりくみを表明する意見や、「カモイの見えるところにあった万年筆がどうして警察には見えなかったか。(石川さんは)犯人ではないと青春時代にも思っていたが、あらためてそれを知った」と狭山事件に出会い直したという感想。「字が書けなかった石川さんの家になぜ万年筆があったのか」と自白内容じたいの矛盾や、謎の万年筆が被害者の持ち物として石川宅から発見されるおかしさ-証拠ねつ造に目を向ける意見などが出された。
  主催は、映画「SAYAMA」を上映する会。映画の音楽を担当した古川賢作さんからの話を機に、市内の佐藤隆志さんや郷田みほさんら15人で立ちあげ、準備を重ねてきた。代表の佐藤さんは「これからがスタート。再審で無罪を獲得するまで、郡山、福島の地でも一緒に闘いをすすめていきたい」と決意を語った。

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