NEWS & 主張
姫路で皮革学ぶ
全国大学同教
公開シンポも
「解放新聞」(2016.11.07-2785)
 【兵庫】全国大学同和教育研究協議会が10月8、9日、姫路市内で「姫路地域における皮革産業史と部落解放運動」をテーマに公開シンポジウムと現地研修をおこない、60人が参加した。座学に加え、現地見学や皮なめしの実技体験で学習を深めた。
  石元清英さん(同会会長)の主催者あいさつに続き、坂本三郎さん(兵庫県連執行委員長)が地元あいさつ。学生の9割が周囲に部落出身者を知らず、友人の住所を知るとインターネットの「住所でポン!」などで部落かどうかを調べる学生が多数いる、との調査結果や、教員が部落問題の教え方をわからない現状を紹介し、実りの多い集会に、とのべた。
  1日目は、寺木伸明さん(同会副会長・桃山学院大学名誉教授)「前近代における皮革産業の歴史と差別」、永瀬康博さん(ひょうご部落解放・人権研究所研究員)「糟(かす)の力―革獣皮の毛を去るなり―」、高木伸夫さん(同)、金田頼一さん(部落解放兵庫県企業連合会理事長)「姫路地域における皮革産業の現状と課題」、橋本貴美男さん(兵庫県連書記長)「兵庫県における部落解放運動の歴史と課題」と、多面的な報告がおこなわれた。
  2日目は、大垣俊雄さん(高木支部書記長)の案内で、55人が高木地区内をフィールドワーク。かつて白なめしがおこなわれていた市川、1931〜32年に北中皮革の工員のほとんどを占める高木の人びとが劣悪な労働条件にたいし立ち上がった北中皮革争議跡、全国で唯一の皮革の神を祀る高ノ木神社などをめぐった。高木地区総合センターでは「白なめし草づくりの技」のDVDを鑑賞後、高木地区の現状について大垣さんの説明を受けた。
  近くの御着地区に移動して、柏葉嘉徳さん(皮革研究家)の案内で皮革資料館を見学後、柏葉さんの工房で糠なめしの一部工程(毛スキと裏スキ)を実際に参加者も体験した。

 

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