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NEWS & 主張
闘いの先頭に荊冠旗を掲げ
「よき日」へ奮闘誓う
反人権、国権主義と対決し
第74回全国大会
「解放新聞」(2017.03.20-2803)

第74回全国大会スローガン
差別と戦争に反対し、
格差と貧困の打破と社会連帯をめざして
部落解放運動の新たな飛躍をかちとろう

 部落解放同盟第74回全国大会を3月2、3日、大阪市内の大阪商工会議所でひらき、631人の中央役員と代議員が出席、一般運動方針案を軸に論議した。沖縄の新基地建設、「共謀罪」など、憲法改悪と「戦争をする国」づくりをすすめる反人権主義、国権主義の安倍政権のもと、格差・貧困が深刻化し、公然と差別と暴力を煽動する差別排外主義勢力が台頭している。大会では、戦争に向かういっさいの策動と対決し、差別と戦争に反対し、格差・貧困の克服へ社会連帯を実現する部落解放運動の強化を誓い合った。「部落差別解消推進法」の具体化、糾弾闘争の強化や、狭山再審の闘いなどにとりくむとともに、「あらゆる差別からの解放をめざし、差別と戦争に反対する闘いの先頭に荊冠旗を」と訴え、「泥のような絶望の時代を切断し、部落解放-人間解放に向けた崇高な使命を自覚し、「よき日」に向けてともに奮闘しよう」との大会宣言を採択した。

先輩の苦闘を胸に刻み

 第74回全国大会では、松本副委員長が開会あいさつ。全員で解放歌斉唱のあと水平社宣言を松谷中執が朗読。大会議長団に松田康子(和歌山)、組坂幸喜(福岡)両代議員を選出した。
  中央本部を代表して組坂委員長は、部落解放運動一筋の生涯を貫いた松本治一郎委員長-昨年逝去50年を迎えたーの苦闘の歩みと、卓抜な指導力で連帯・共闘の時代を切り拓いた上杉佐一郎委員長の業績を紹介。こうした多くの先輩の苦闘をしっかりと胸に刻み、闘い抜こうとあいさつ。さらに、「部落差別解消推進法」を活用し、部落完全解放の道を切り拓くためにいまこそ組織をあげた闘いが必要。「障害者差別解消法」「ヘイトスピーチ解消法」など、個別人権課題の法制定が実現しており、それぞれの闘いの成果や課題を共有し、連帯・協働のとりくみを強め、包括的な人権の法制度の確立に向けてがんばろうとよびかけた。狭山の闘いでは、発見万年筆が被害者のものではないと科学的に証明した新証拠「下山鑑定」の意義を強調し、「今年はなんとしても石川一雄さんの無罪をかちとるための大きな一歩をふみだそう」と闘いの方向を提起。 「部落解放―人間解放への確かな道筋をつけよう」と訴えた。
  つづいて、山口壯・自由民主党部落問題に関する小委員会委員長(衆議院議員)、近藤昭一・民進党副代表(衆議院議員)、佐藤茂樹・公明党同和対策等人権問題委員会事務局長(衆議院一議員)、小俣利通・部落解放中央共闘会議議長、中北龍太郎・狭山事件再審弁護団事務局長が来賓あいさつ。
  来賓紹介のあと、こ歯朶山加代・大会運営委員長が大会の成立を報告。石川一雄さん、早智子さんが狭山再審闘争への支援を訴えた。
  議案の提案では、一般活動報告を坂本副委員長、決算報告を赤井財務委員長、中央会計監査報告を杉本会計監査委員が、中央組織規律委員会報告を西藤中央組織規律委員長が、それぞれおこなった。
  つづいて一般運動方針案を西島書記長、予算案を赤井財務委員長が提案した。
  全体会終了後、隣接するマイドームおおさか内の会場もふくめ、3つの分散会会場で、運動方針案を討議した。

代議員5人が全体討論

 2日目の全体会で、冒頭、山登志浩・社会民主党常任幹事、南部美智代・日本労働組合総連合会副事務局長からの来賓あいさつのあと、前日の3つの分散会の報告が、各議長からおこなわれた。
  全体討論では、京都、大阪、奈良、福岡、山口の5人の代議員が▽「部落差別解消推進法」の周知・活用▽共謀罪▽反天皇制▽マイノリティの連帯▽インターネット対策▽隣保館▽水平社と衡平社(ヒョンピョンサ)の交流資料の「アジア太平洋地域ユネスコ記憶遺産」登録や水平社博物館の国際人権博物館連盟加盟▽男女平等社会の実現▽人権のまちづくり▽狭山、などの課題を訴えた。
  分散会報告と全体討論を受けて西島書記長が方針案の訂正をふくめた本部答弁と集約に立ち、本部の考え方を示した。提案された報告事項、提案事項とも挙手の賛成多数で採択。大会スローガン確認のあと、大会宣言案を植村中執が提案し、拍手で採択した。議長団退任あいさつに続き、北口副委員長が閉会あいさつ、差別裁判うちくだこうを全員で歌ったあと、組坂委員長の力強い団結がんばろうで2日間の大会を終えた。


 

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