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NEWS & 主張

国内外の運動の成果と課題を共有〜第4回世界ダリット会議で

「解放新聞」(2018.10.08-2878)

 インドのダリット(カースト制度の枠外におかれた被差別民)解放の父・アンベードカル博士と日本の部落解放の父・松本治一郎先生の遺志を継承、発展させ、差別をなくし人権意識を高めようと9月22、23日、世界人権宣言70周年記念「第4回世界ダリット会議」が福岡市内のホテルでひらかれた。米国、カナダ、インド、マレーシア、バーレーン、オマーンの6か国のアンベードカル・インターナショナル・ミッション(AIM)の160人をふくむ250人が参加し、日本と海外の運動や研究の成果と課題を共有し、交流した。

 主催は、同実行委。アンベードカル国際使節団、福岡県人権研究所、反差別国際運動、福岡県企業同和問題推進連絡会、福岡県人権・同和教育研究協議会、部落解放共闘福岡県民会議と、部落解放同盟(中央本部、九州地方協議会、福岡県連)で構成している。

 第1回(98年)と第2回(11年)はマレーシア、第3回(14年)はフランスでひらかれ、日本では初開催。第5回は21年にカナダでひらかれる。

 開会前には、地元の上北島解放太鼓とインドの太鼓(タブラ)演奏が披露され、故カンブレ・ラジュクマルAIM会長と故松本龍・元環境大臣に祈りを捧げて開会。森山沾一・実行委員長に続き、組坂委員長もあいさつした。基調提案は、日本AIMのゴドガテ・スシャント会長がおこない、小川洋・福岡県知事、大島九州男・参議院議員(国民民主党)、同和問題に取り組む全国企業連絡会の柄川忠一・理事長が来賓あいさつした。

 1日目は、「世界の人権問題」を柱にアフリカ系アメリカ人と部落民の関係など、米国などから3人が、「ジェンダー問題」を柱に近畿大学の熊本理抄・准教授ら2人が、「AIMの社会活動」を柱に3か国から3人が報告。2日目は、「教育分野における挑戦」を柱にインターナショナルスクール5年生ら3人が、「部落とダリット」を柱に福岡県連の組坂幸喜・特別執行委ら2人が、「共同体単位での挑戦」を柱に米国から3人が、日本とインドの「政治と司法」を柱に和田中執ら2人が、「ごみ拾いと尊厳のある仕事」を柱に柄川理事長ら2人が、それぞれ報告。報告者全員でパネルディスカッションし、決議文を採択した。

 

 

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