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NEWS & 主張

法の具体化へ実践を共有〜岡山で28年ぶりの全研開催

「解放新聞」(2018.12.10-2886)

 「あらゆる差別の撤廃にむけた協働の取り組みを前進させ、「部落差別解消推進法」の具体化と包括的な人権の法制度の確立をめざそう」を集会テーマに、部落解放研究第52回全国集会が11月27〜29日、岡山県岡山市・岡山県総合グラウンド体育館(ジップアリーナ岡山)を主会場にひらかれ、初日だけで37都府県から3573人が参加。当面する解放運動の諸課題の学習を深めた。主催は部落解放研究第52回全国集会中央実行委員会(委員長=組坂委員長・8団体)。

28年ぶりに岡山開催となった第52回全研の全体集会(11月27日・岡山市)

28年ぶりに岡山開催となった第52回全研の全体集会
(11月27日・岡山市)

 27日は、赤井事務局次長(財務委員長)の司会で全体集会を進行。則松佳子・部落解放中央共闘会議事務局長(日本教職員組合中央執行副委員長)が開会あいさつをした後、主催者を代表して組坂委員長が、「推進法」具体化に向けた部落実態調査や自治体の条例づくり(改正をふくむ)の必要性をあげるとともに、大詰めを迎えている第3次狭山再審闘争に言及し、「なんとしても勝利しなければならない」と訴えた。

 また、現地実行委員会を代表して当瀬万享・副委員長(岡山県連財務委員長)が、1990年の第24回全国集会いらい、28年ぶりの岡山開催となったことを強調し、歓迎のあいさつをおこなった。

 来賓や実行委員会の登壇者を紹介した後、「改憲問題をどう考えるか」をテーマに伊藤真・弁護士が記念講演。「「部落差別解消推進法」具体化と部落解放行政の推進にむけて」をテーマに西島書記長が特別報告をおこなった。

 28日は、7会場にわかれて分科会をひらくとともに、「ハンセン病と人権」と「渋染一揆(人間の尊厳を守り抜いた闘い)の歴史に学ぶ」の2コースでフィールドワークにとりくんだ。

 29日は、全体集会。「ヘイトスピーチを許さない社会をめざして」をテーマにフリーライターの李信恵さん、「LGBTQをめぐる私たちの課題」をテーマに文化人類学者の砂川秀樹さん(明治学院大学国際平和研究所研究員)が特別報告をおこなった。とくにLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー(生まれた性と異なる性で生きる人)、クエスチョニング(性自認や性的指向を定めない人)の頭文字をとったもの)に関しては、尾辻かな子・衆議院議員(立憲民主党)が話す予定だったが、国会の事情で講師が砂川さんに代わった。

 なお、次回は、2019年10月15〜17日に愛知県名古屋市でひらく。

 

 

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