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部落問題資料室
コラム
今週の1冊 第2311号/07.03.19

ルポ改憲潮流
それでも、「憲法改正」を支持しますか?

斎藤 貴男 著  岩波新書(定価740円)

書籍画像 首相は、参院選で憲法「改正」を争点にするといい、改憲手続きのための法律を強行採決しようとしている。本来、憲法を遵守する義務をもつ首相が先頭きって改憲をめざす。これをだれも不思議に思わないのだから本当に国会がおかしくなっている。おかしい感覚が主流のまま、「国民投票法案」が今国会で審議されている。
 本書は、すすむ改憲への実態と、何が問題かをていねいに書く。超監視社会がだれのためのものか、共謀罪はだれを守るものか、改憲手続きをつくる意味はなににあるのか。私たちは「なんとなくおかしい」と思いながら、改憲への波を食い止める足場を築けずにいるのではないか。著者は海上自衛隊の実動演習を、「まだ演習だけで済んでいる。日本国憲法が息も絶え絶えになりながら、それでもかろうじて生きてはいるからだ」と書いている。そんないま、戦争だけはしないという憲法が変えられてしまったら…。本書を片手に現実を直視し、いまこそ改憲阻止への決意をあらたにしたい。   (亀)

 

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