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部落問題資料室
コラム
今週の1冊 第2332号/07.08.20

靖国の闇にようこそ

辻子 実 著  社会評論社(定価1800円)

書籍画像  また、夏がくる。暑い季節にもかかわらず人びとの往来がふえるのが靖国神社だ。何度か靖国神社を訪れているが、境内にはたくさ んの構造物がある。その一つひとつにいわれがある。それが、多くの気づきを与え、あらたな知識を与えてくれることもある。
  今回紹介するのは、『靖国の闇にようこそ――靖国神社・遊就館・非公式ガイドブック』という書籍。本書を手に靖国を訪れれば「 裏の靖国」がよくわかる。本書には闇を照らす歴史の真実が書かれている。
  本当は、いくなら8月15日がいい。右翼が境内を闊歩し、さながら右翼の解放区状態が出現する。一言でいえば、きわめて異様な世界であり、間違いなく身も心もひんやりする。
  遊就館には、自慢げに戦争関連グッズが並んでいる。それらは、侵略の事実を自白する証拠品ともいえる。戦争の大義がアジア解放というなら、特攻隊が「天皇陛下万歳」といおうが「お母さん」とマザコン的叫びをのこして死のうが、どうでもいいのだが、その片鱗をまったく感じない展示であることが摩訶不思議なのである。本書を手にその目で確かめる夏にしてはどうだろう。   (安)

 

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