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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2308号/07.02.26
 3万人が参加するマラソン大会が18日、東京でひらかれた。前日にはアントニオ猪木も参加者に闘魂ビンタをあたえるという役回りで登場した。猪木まで引き出す大イベントだったというわけ
▼この大会を絶賛するのがA紙。主催・協賛団体でもないのに「さまざまな人が互いに助け合い、共に生きる。そんな願いが込められた首都の新しいお祭りが誕生したようだ」と誉めちぎる
▼もちろん構想から7年間の努力が実を結んだこともたしかだろう。しかし、実際には企業から献金を募り、イベント会社を儲けさせ、石原知事の得点を上げるという結果にしかなっていない、というと酷にすぎるだろうか。他の海外都市のように明確なテーマがないことも大きな失点だ
▼参加費の1万円がイベント会社の儲けの種になる。ボランティアも同時に募集され1万人が応募・参加した。沿道には120万人をこえる応援・見学人という大イベントだ
▼大学入学が秋になるという噂がある。入学予定者に春から秋にかけてボランティア活動をさせ「規範意識や公共心を育てる」ためだという
▼東京では全日制、定時制など合わせて282の公立高校で来年度からボランティア(奉仕)活動が必修科目になる。今回の東京マラソンでも5校がボランティアで参加した
▼強制動員ではなく、規範意識や公共心を持ちたいと思う社会をどう作るのか、という課題の方が先決のはずなのだが。

 

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