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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2579号/12.08.06
 年のせいか何冊も本をもって歩くのがしんどくなってきた。紙の束ほど重いものはない。もっとも、それが札束ならそうは思わないだろうが
▼そんな人への朗報が電子ブックリーダー。端末の機械に2000冊ほどの本を入れてもって歩くことができる。端末自体が数百グラムと軽い。しかも文字を大きくすることも可能。高齢者にやさしい
▼そんな情景にあこがれ、かなり以前に端末を買ったものの、すぐに生産中止。以降サポートできませんとメーカーからのメールがきた。腹が立った。もっとがんばらんかい、この機械どうしてくれるのだ、と
▼今年、ようやく電子ブックの時代がきた、とメディアは喧騒する。メーカーも端末を作り売り出した。採算を抑えた製品も出た。だが普及はまだまだ。電子ブックというソフトの値段が高い。著作権の厚い壁があるからだ
▼だが8月にはアメリカから黒船であるキンドルという機械が上陸する。個人輸入し使っているが、縦書き表示ができるのか、ソフトの値段は、というのが課題
▼だがここで環境は激変するだろう。黒船という外圧でいつも日本は変わってきた
▼黒船を受けて大きく変化したのが民主党野田政権。「決められない政治から、決める政治」への転換だ。だが、どの方向に向いているのか。いまのところ多くの人びとの声の方でないのはたしか。もっと耳を澄ませ、音でなく声を聞けと野田総理にいってもムダなのか。

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