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女性解放の実現を
山積みにした課題、部落解放とともに
「解放新聞」(2003.01.27-2104)

 

 部落解放第48回全国女性集会を一月十八、十九日、高知市内の県民文化ホールを主会場にひらき全国から千八百二十人が参加した。予定していた千五百人の参加を大幅に超え第二会場を準備するという大盛況となった。基調提案で岸田女性対策部長が、山積した闘いを提示しながら、部落解放とともに女性解放の実現をすすめよう、女性がみずからの思想をいまいちど点検しようと、第48回全女の意義を訴えた。

1800人が参加し

 中村陽子女対部員の水平社宣言朗読で集会は始まった。主催者あいさつを組坂委員長がおこない、「人権擁護法案」の抜本修正に向け、断固闘おう、部落解放・人権政策を実現させ、平和を守ることを合言葉としようと、全女の実りある討議を訴えた。地元歓迎あいさつでは、森田益子・高知県連委員長が、「法が切れても差別が現存する限り、ねばり強い闘いが必要。いまこそ女性の力を発揮しよう」とよびかけた。森田委員長は特別報告「私の歩んだ七十八年」も報告した。記念講演では松岡書記長が「部落解放人権政策の課題」をテーマにおこない、人権擁護法案の闘いには部落解放に資すること、国際的な人権構築に応えるものという二つの責任があるとし、現在国がすすめる国権的な動きと対決するためにも、この闘いはあるとよびかけた。
 今回の全女は日程の縮小を試み、二日目には七つの分科会がおこなわれた。テーマ別論議とともに今後の全女、分科会のあり方なども活発に論議し、女性の運動への思いを確認する二日となった。


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