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3野党共同歩調で
人権擁護法案抜本修正へ

「解放新聞」(2003.03.24-2112)

 

 民主、社民、自由の野党三党は三月十二日午前、衆議院第一議員会館で「人権擁護法案」の抜本修正に向け野党協議をおこない、足並みをそろえてとりくみを強化することを確認した。また、これまでの各党のとりくみをふまえ、野党三党共同で与党・政府案への対案作成をおこなっていくことも確認した。
 民主党から中野寛成・部落解放推進委員会委員長、江田五月・ワーキングチーム座長、社民党から中西績介・部落解放運動推進委員会委員長、植田至紀・同事務局長、自由党から中井洽・副代表が出席した。
 協議では、各党の法案への対応、参議院法務委員会の審議状況、法務省の動向などを意見交換した後、足並みをそろえともにとりくむことを確認した。
 組坂委員長は「政府は九三年に国連のパリ原則を承認していながら、守ろうとしていない。今年五月には、アジア太洋州国内人権委員会フォーラムの会議が日本で開催される。水準の低い人権機関は国際世論から相手にされない」とのべ、野党三党によるとりくみに期待をこめた。

 


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