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『松岡とおる』を激励する
全国一斉行動を強北しよう
「解放新聞」(2004.04.19-2166)

 

 7月11日に予定されている第20回参議院選挙は、残すところ100日を切る段階に入った。わが同盟は、昨年5月の全国大会で松岡とおる中央書記長を参議院比例区の候補者として擁立することを決めた。松岡参議院選挙必勝へのとりくみを準備しながらも、「まだまだ先のことだ」という思いが一部にあったが、すでにゴールを見すえて逆算しながら、とりくみをすすめなければならない時期になってきている。
 いうまでもなく、今夏の参議院選挙闘争は、日本の政治動向と部落解放運動の命運を決する闘いである。小泉政権の戦争への危険な道と弱者切り捨ての反動的「改革」路線に終止符を打ち、退陣に追いこむ政治条件をつくり出すための政治決戦であり、政治的な「関ケ原」の闘いである。この闘いに勝利するためには、小泉政権の国権主義・新保守主義路線にたいして具体的な政策対案で対決することである。
 松岡とおる候補は、「平和と人権の憲法」を高く掲げ、「人権侵害救済法」の早期制定や狭山事件のような冤罪・誤判を再発させないための公正な司法制度改革を訴えるとともに、障害者やハンセン病元患者、アイヌ民族の人たちや在日コリアン、女性や子どもたちの権利回復と伸長のために具体的な「11の政策提言」を押しだして、「人権立国ニッポン」の礎を築く方向をさし示し、その実現に向けて奮闘している。

 松岡とおる候補のこのような政治姿勢は、差別撤廃を求め、人権確立を願う多くの人たちの心にひびき、大きな共感と賛同をもって受け容れられ、支持の輪は着実に拡大してきている。
 宗教界や企業界、労働界での小さな組合、地域での各種団体やNPOグループなどからつぎからつぎへと推薦決定がなされ具体的な支持拡大へのとりくみがはじまってきているし、障害者運動団体など各種のマイノリティ団体との政策協定にもとづく協働行動が展開されてきており、多種多様な団体や個人とのつながりのなかで人権政策を国政の争点にしていく新しい政治運動・市民運動のあり方への可能性もつくり出してきている。
 まさに、「虹の連合」でめざしている人権立国ニッポンをめざすすべての人の連合(ネットワーク)の陣形が整いつつあるといえる。

 だが問題は、「虹の連合」の縁の下の力持ちとしての役割を期待されているわが同盟のとりくみ状況がどうなっているかということである。4月2日に全国選挙闘争本部長会議が開催され、『松岡とおるを励ます3月・4月期全国一斉行動の中間総括』がなされた。
 一言で概括すれば、「所期目的を達成するのに1か月の立ち遅れ状況」である。この時期、「全同盟員の団結した力」「5人以上の確かな知人紹介」「共闘・友誼団体の支持拡大」という3つの目的を、すべての同盟員に衆知徹底しながら具体的な「入会カード」「紹介カード」「推薦状」によって数値で集約していこうということであった。
 しかし、「立ち遅れ」ている。各ブロック・都府県連・支部で「なぜ立ち遅れているのか」を徹底的に点検・総括をして、早急に「立ち遅れ」を取り戻すとりくみを強化する必要がある。ここ2週間ほどで各地でのとりくみは相当加速化しているが、決戦日までをすでに逆算できる現時点での「1か月」の遅れは致命傷になりかねない。全国一斉行動の後半の4月期のとりくみで一気に「遅れ」を回復し、必勝への万全の体制づくりを急がねばならない。その最大の課題は、一人ひとりの同盟員が「5人以上の確かな知人紹介」を徹底的にやりきることである。
 すべての支部・同盟員が、『松岡とおる』参議院選挙闘争が部落解放運動の将来を左右するとともに多くの差別撤廃・人権確立を願う心ある人たちの期待や希望をつなぐ闘いであることを自覚し、「必勝への100日間闘争」に全力を尽くすことを訴える。


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