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人権立国ニッポンめざし
松岡とおる候補が出発の集い
大阪・西成で第一声 3000人が埋めつくす
「解放新聞」(2004.07.05-2176)

 

 太鼓の勇壮で力強い響きが参加者の胸に躍る。地の底から吹き出すようなエネルギーが太鼓の演奏を通じ、全国各地から参加した3000人の体全体に入り込む。参議院議員選挙本番を迎え、一人ひとりが全力をあげたとりくみを展開するときがきたのだ。6月24日午後、本番での闘いをともに担おうと、「人権立国ニッポンへの出発の集い」を松岡とおる・参議院比例区候補のふるさと、大阪・西成でもった。松岡とおる候補は、戦争への道を突きすすむ日本、市場原理を導入し弱者を切り捨てるなどの政策にたいし、人権のクサビを打ちこもうとよびかけ、全国を巡る闘いのスタートを切った。

人権と平和へ意志もち

 「集い」は太鼓集団「怒」の勇壮な演奏ではじまった。曲のタイトルは「魁」。人権と平和を確立するための政治への挑戦の幕開けにふさわしい演奏だ。
 組坂委員長は、「この闘いは日本の平和、人権を構築するための闘い。松岡とおるの必勝なくして、日本の人権の構築、部落解放の実現はない。そうした決意をこめ、総力を結集しよう」と檄をとばした。
 富田一幸・西成支部参議院選挙闘争本部長が「あの建物が福祉の学校といわれる大阪市社会福祉研修情報センター。西成のまちづくりのシンボルだ。日本の社会矛盾がうごめく西成に人権を実現しようとひたむきに運動してきたのが松岡とおる候補者。それを政治の世界にもちこむという意義ある選挙」と訴えた。
 松岡とおる候補もマイクを握り、「私たちは21世紀を人権の世紀にしようと誓い合った。しかし、戦争の世紀、20世紀に逆戻りしようとする国内外の状況をふまえ、21世紀に人権、平和を築くというしっかりとした意志をもって臨みたい」と思いを語った。
 「団結ガンバロー」がはじまると、高齢者も立ち上がり、街宣車に向けて拳を突き出す。「悔いのない闘いをしよう」との岸田副委員長の発声に、都市の風景が止まったような力強い出発の集いだった。

各地で訴える

 松岡とおる書記長は6月19~22日、徳島、鳥取、岡山、香川、愛媛、高知の各県を回り、部落解放・人権確立社会の創造へ、ともに闘うことをよびかけ、人権政策を訴えた。
.徳島市内の同対センターホールには6月19日夜、台風の前ぶれの豪雨のなか、県内各地から代表400人が結集、大きな拍手で松岡とおる書記長を迎えた。
 鳥取市解放センターでは20日午後、東部地協の代表120人が結集。一人ひとりと握手をかわし、あらためて闘いへの決意を固めた。
 いずれも中央本部から松本龍副委員長がかけつけ、6000部落300万人の力で解放の議席をとり戻す闘いであり、右傾化する小泉政権に「ノー」の声をあげる闘い。人権、平和を肌身で感じてきた松岡とおる書記長を国会へ送らなければならない。みなさんの声を松岡とおるに集めよう、とよびかけた。
 松岡とおる書記長は、被差別当事者が声をあげることが重要であり、部落差別をなくしたい、という部落解放の思いはみなさんと同じ。この思いを託してほしい。まさに日本の、人権の期待を背負う選挙であり、6000部落300万人、部落解放同盟の組織、決意をこめた選挙と、熱く熱く訴えた。


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