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100万人署名やりきろう
10.29狭山中央闘争 山場に
一人ひとりが石川さんになりかわり

10.29最高裁へ補充書と新証拠を弁護団が提出

「解放新聞」(2004.10.11-2189)

 

 拡大全国狭山活動者会議・狭山住民の会全国交流会を9月28日午後、東京・中央本部でおこない、石川一雄、早智子さんがあいさつ、中山武敏・主任弁護人が10月29日に最高裁に提出する新証拠、補充審の中身を報告し、10月闘争に向けて松岡書記長が基調を報告した。これをうけ、各地のとりくみ報告や本部への要望などが出された。

拡大全国狭山活動者会議・狭山住民の会全国交流会で

 中山主任弁護人は第2次再審請求から18年、特別抗告審で3年をへており、まちがいなく最高裁の判断が近い時期にある、正念場の闘いを、と要請。弁護団としては、斎藤一連鑑定で明らかになった脅迫状は石川さんが書いたものではない、という点をさらに明確にするために新証拠を積み重ね、裁判所が心証を形成しているといわれる自白・自白維持の問題にもふみこんだ補充書を提出していきたい、と今後の方向をのべた。
 また、松岡審記長は、この間の弁護団、文化人の会の動向などをのべながら、証拠開示の重要性を強調した。この間の弁護団の活動で裁判所を追いこんでいることは確かだが、楽観はできない。私たちの声、思いを署名という形で最高裁に届けよう。地域の日常活動―地道な努力、一人ひとりが石川さんになりかわり、弁護団になりかわり、その思いや気持ちをもって、今回の中央集会(10月29日)の山場としての意味を訴え、100万人署名をやりきろう、とよびかけた。
 各地のとりくみや要望では、集会やデモに工夫を、具体的にはパラソルに思い思いの字を書いてアピールした▽具体的交流へ時間をとっておこなってほしい▽住民の会より、市民の会の方が幅が広がるのではないか▽オンライン署名の追及も必要では▽やくみつるさんに依頼したポスターを作成した、活用を▽寺尾判決30年、仮出獄10年で12月には団結餅つき大会をおこなう▽自転車で署名を訴える活動を予定、などが示され、出された要望については検討していくことを、まとめで松岡書記長が語った。
 石川さんは最高裁で差し戻しをとの決意で闘っている、さらに尽力をとよびかけた。組坂委員長は、みなさんの力で世論を大きく形成し、ねばり強く努力を、と訴えた。


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