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部落問題資料室
NEWS & 主張
「基本計画案」に意見書
  「富山解放連」が総会で報告
「解放新聞」(2006.06.26-2274)
 【富山】部落解放にとりくむ富山県連絡会議が第21回定期総会を5月31日午後、富山市内の富山東別院会館でひらかれ50人が出席。06年度活動・事業として、①講演会・研修会・諸集会の開催②「人権侵害救済法」の制定を求める③実態調査の実施、人権教育の推進等に関する行政への要請④「教育と人権」をテーマにした市民人権講座の開催、などを決めた
 総会では、「富山県人権教育・啓発に関する基本計画」(仮称)素案にたいし、現計画6年間のとりくみ検証を求め、指導者育成や学習プログラムの作成などほとんど成果をあげていない原因として、とりくみ推進体制整備や人材配置の欠落を指摘。部落問題について、実態把握が課題であることをまず明確にし、第三者的立場ではなく積極的にとりくむよう求めるなどの意見を県に提出したことが報告され、個個人としてもパブリックコメントに応じることもよびかけた。
 総会後は、東京都連の浦本誉至史さんが記念講演「連続・大量差別はがき事件が私に問いかけたもの」をおこなった。
 浦本さんは、犯人が逮捕されるまでの一年半は「生き地獄」だったこと。対象が部落出身者であろうとなかろうとかまわなかったということからも、誰もが標的にされる可能性があったこと。インターネットでいまも自身への書き込みがつづいており、事件は終わっていないことなどを語った。

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