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部落問題資料室
NEWS & 主張
恒久平和めざして
広島で全国同企連が集会
「解放新聞」(2006.12.18-2299)
 第23回同和問題に取り組む全国企業漣絡会全国集会が12月8日午後、広島市内の広島国際会議場フェニックスホールでひらかれ、13地域の同企連組織から1000人が参加した。全国集会はこの時期に毎年ひらかれているもので、8年ぶりの広島での開催となった。
 今回の集会スローガンは「人権意識の高揚と恒久平和をめざして」。「呉市連続・大量差別紙片事件」に観る人間疎外と社会的背景と題して得田正明・広島県連副委員長が記念講演し、記念イベントとして被爆ピアノ・平和コンサートでピアノとバイオリンの演奏がおこなわれた。
 来賓あいさつで組坂委員長は一連の不祥事へのおわびと反省、再生への決意をのべ、平和なくして人権なし、人権なくして平和なしと語り、人権・平和・環境・民主主義の実現をめざそうと、被爆地ヒロシマで訴えた。
 得田さんは記念講演で、1年6か月にわたってくり返されている、露骨な差別意識にもとづき悪質化する呉での事件の現状を語りながら、人権軽視の社会意識や閉塞感、自己疎外といったものが背景にあると指摘。部落差別の実態把握や啓発の必要性をのべた。
 休憩時間には、各地同企連の代表が原爆慰霊碑へ献花をおこなった。開会の辞で高橋徹・広島同企連代表幹事は、人権問題の解決はまだ遠い、解決へ活躍をとよびかけた。来賓あいさつでは秋葉忠利・広島市長のメッセージが代読された。来年の集会は8年ぶりに兵庫県でひらく予定。

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