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部落問題資料室
NEWS & 主張
100万署名達成を
狭山活動者・住民の会交流会で
「解放新聞」(2007.05.14-2318)
 拡大全国狭山活動者会議・狭山住民の会全国交流会を4月27日午後、東京・中央本部でひらいた。これは、5.23狭山市民集会など、当面する狭山再審闘争への意志一致をはかろうとひらいたもの。80人が参加し、弁護団報告を聞き、当面する闘いの方向を松岡書記長の基調をもとに確認した。
 弁護団報告で中北・事務局長は、3月30日に弁護団が提出した犯行現場の虚偽架空性を明らかにする新証拠・補充書を中心に説明。みずからがかかわった甲山事件での園児証言の変遷を例に、こうした変遷がおかしいというのが裁判所の常識だが、0証言の変遷(だれかがよぶような声を聞いた、というものが石川さんが自白をおこなうと、悲鳴のようなものを聞いたに)で同じ誤りを裁判所にさせないためにも、事実調べ、再審開始へ努力を重ねる、と決意ものべた。
 松岡書記長は、基調のなかで、なんとしても100万人署名を5.23で達成を▽その後、署名のもらいっ放し、やりっぱなしでなく、世論の声をしっかりしたものとするために全国各地で報告集会をおこなう▽5.23集会への結集を訴えた。
 また、鎌田慧・市民の会事務局長は100万人署名運動の意義を説明しながら、袴田でも世論が高まると元裁判官が名乗り出るなどの変化が出てきた、世論の力により、裁判長に勇気をもって無罪判決といわせるようにさらに運動をつづけよう、とよぴかけた。
 特別報告として「志布志事件全員無罪判決をかちとるまで」を武田佐俊・住民の人権を守る会事務局長がおこなった。捜査の可視化がようやく動き出した現状、民事訴訟など運動はこれから、と強調した。
 会議では組坂委員長が、狭山の勝利なくして部落解放の大道は切り開けない、ともに闘おうと檄を飛ばし、石川さん夫妻はいっそうの支援の強化を訴えた。
 まとめで庭山英雄・市民の会代表は、それぞれの持ち場で得意技を使いながら、再審の門をひらかせるとりくみを、とのべた。

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