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部落問題資料室
NEWS & 主張
曹洞宗が永平寺で法要
人権確立の修行として
「解放新聞」(2007.10.08-2339)
 曹洞宗が大本山永平寺法堂で被差別戒名物故者追善供養法会を9月18日午後、宮崎奕保・永平寺貫主を導師に営み、200人の読経のなか焼香をおこなった。
永平寺では反差別・人権確立の大事な修行と位置づけ、毎年おこなってきたもので、今回は27回目。
  部落解放同盟からは組坂委員長、吉田財務委員長はじめ各県連代表22人が。曹洞宗からは、大本山総持寺、宗務総長、内局、宗議会議長、宗議会議員、宗務所長、教区長などが参加した。
  法要後の懇談会で森嶺雄・監院が、仏の命を差別してはならず、学習のなかの追善供養と考えていることをのべ、渕英徳・宗務総長が差別戒名は仏の教えに背いたもので、あらゆる差別の解消、人権確立へ重要な意味をもつ法要であることをあらためて表明。差別戒名墓石と過去帳の改正のとりくみを報告し、差別戒名墓石は対象寺院145か寺のうち126か寺で改正ずみ、差別過去帳は対象寺院218か寺のうち201か寺で改正ずみであり、未改正のものについては改正督励班ですすめていくことも示した。
 組坂委員長も心かよう法要へのお礼をのべるとともに、心を1つにし信頼回復へ全力でとりくむ決意をあらためて表明した。

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