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部落問題資料室
NEWS & 主張
狭山再審実現めざし
宗教界や地域でとりくみすすむ

「解放新聞」(2008.03.24-2362)

 狭山100万人署名の運動をうけ、第3次で再審実現をと、各界や各地でとりくみがすすんでいる。今号ではキリスト者と埼玉での活動を紹介する。

キリスト者が現調で
  日本基督教団関東教区部落解放推進委員会(委員長/石橋秀雄・越谷教会牧師)は、2月23日午後、狭山伝道所で部落解放講座をもった。このとりくみには教区各地から23人が参加。石川一雄さんと早智子さんの訴えを聞き、再現した鴨居を視察した。講座と視察を通じて、部落差別にもとづくえん罪事件として、石川無実の確信を強めるとともに、第3次再審実現のためのとりくみを確認しあった。
  一雄さんは、「あれだけの証拠がありながら、なぜ再審を開始してくれないのか、じれったい想いがある。しかし、真実は多くの証拠で明らかであり、事実調べをすれば分かる」とのべ、この第3次で決着をつけたい、と決意をのべた。早智子さんは、昨年をふりかえり、「署名にもすすんでしてくれる人が増えた。えん罪が身近に起こるものだと感じられるようになったからだと思う」とのべた。
  このあと参加者は、再現した鴨居を前に、「どう見てもおかしい」「石川さんは、やっていないことがわかる」と感想を語った。
  主催者の石橋委員長は、狭山事件の再審開始は教団としての祈りでもある、公正な裁判と事実調べ、再審開始で真実が明らかにされることを求める。学びの成果を多くの人に訴えてほしい、とよぴかけた。

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