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部落問題資料室
NEWS & 主張
連帯、協働をすすめ、質的な運動転換を
男女平等社会の実現へ

「解放新聞」(2008.05.26-2371)

26年ぶりに三重で全女
 部落解放第53回全国女性集会を5月17、18日、三重県総合文化センターを主会場にひらき、30都府県連1336人が結集した。部落解放と男女平等の実現に向けて、すべての女性と連帯し、協働のとりくみをすすめ、運動の質的転換をかちとるために、各地のとりくみと課題を学び、闘いをつくりだそうと、2日間、活発な討論をおこなった。
  1日目全体会は川極みさこさん(三重県連)の水平社宣言朗読ではじまった。三重県での集会は26年ぶり。これまで部落解放運動が培ってきたものを確かめ合い、胸をはって「ひと踏ん張りしたい」と、議長団を代表して尾崎美恵子さん(三重県連)があいさつ。主催者・地元歓迎・来賓あいさつがおこなわれ、女性の力こそ、部落解放をきりひらくものと盛会を祈念した。
  基調提案を岸田女性運動部長がおこない、第65回全国大会で確認した「男女平等社会実現基本方針」(改訂版)を各地で男女ともに学習し、中央本部、都府県連、支部で具体的にとりくむことが待たれる。変革の時代に敏感に対応する運動の展開と、女性部の組織強化が重要な課題、と女性をとりまく状況、部落女性をとりまく現状、それらをふまえた集会の役割、男女平等社会実現の課題などを柱に提起した。
  記念講演は松岡書記長が「部落解放運動の現状と課題」をテーマにおこない、部落解放運動の原点は水平社宣言、それを確認したい。厳しい差別がある限り解放を求める運動はとまることをしらない。政治の現場で起こっているさまざまなことが生きている現場にどのように波及しているかを見抜こう、と運動をとりまく政治情勢を語り、女性の力への期待を語った。
  全体会では集会宣言を拍手で採択。2日目は8つのテーマで分科会をおこなった。


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