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部落問題資料室
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松本龍必勝へ最後まで死力を
尽くし、総選挙闘争を闘いきろう
「解放新聞」(2009.08.17-2432)

 いよいよ8月18日の選挙公示、30日の投票という13日間におよぶ総選挙本番の最終段階の闘いに入った。
  政権交代に向けて各政党・候補者・支援団体がかつてない職烈な運動をなりふりかまわぬようすで展開している。有権者は、みずからの生活と日本の将来をどのような政権に託すべきかを真剣に見据えて投票行動をしようとしている。
  部落解放同盟は、人権立国をめざして人権・平和・環境を基軸とする政治への転換を実現する政権へと交代させるために、今回の総選挙は最大の好機であるとの認識を共有し、選挙活動に全力をあげている。
  組織内候補である松本龍中央副委員長(福岡1区=福岡市東区・博多区)の必勝はもちろんのこと、中川治候補(大阪18区=和泉市・岸和田市・泉大津市・高砂市・忠岡町)をはじめとする150人をこえる全推薦候補の当選をかちとることが、政権交代への大きな力となることは言を待たない。
  すべての同盟員が、投票日までの残された10日余の期間を、松本龍候補や中川治候補ならびに全推薦候補の必勝をめざして、最後の最後まで死力を尽くして総選挙闘争を闘いぬいていくことを強く要請する。

 総選挙闘争は、暑い夏の最中に闘われている。64年前の悲惨な沖縄戦や広島・長崎での人類初の被爆体験と第2次世界大戦の終戦への思いを深く胸に刻み、「平和の基礎は人権確立であり、人権の基礎は差別撤廃である」という歴史的な教訓を具体化する政権を確立することが急務であることを確信させる。
  秋葉忠利・広島市長は、8月6日に「2020年までにいっさいの核兵器を廃絶」する訴えをおこない、プラハ演説でアメリカとして初めて「核兵器廃絶」に
言及したオバマ大統領の姿勢を支持し、「核抑止論」との狭間で揺れることのないように釘を刺した。
  小泉政権以降、「戦争ができる普通の国」路線を強行し、憲法の平和主義・主権在民主義・基本的人権という基本精神をなし崩し的に改悪しようとする現政権を拒否し、人権・平和・環境を基軸とした政権へと交代させなければならない。
  さらに、新自由主義という市場原理に委ねる競争主義のもとで、過酷な格差社会をつくりだし、社会不安を増大させ、差別や人権侵害を助長し、人間の豊かなつながりをバラバラにしていく政治を拒否する。そのための政権交代を実現させることが、今回の総選挙であることをふまえ、同盟員1人ひとりがみずからの力で何ができるかということを真剣に考えて全力を傾注することである。

 総選挙本番中にやるべきことは、第1に、松本龍候補、中川治候補をはじめとする全推薦候補への「支持を再度かためる」とともに、「もう1人の支持拡大」のとりくみを徹底しておこなうことである。第2に、投票日(8月30日)に日程が重なっている場合などは必ず「期日前投票」をおこなうことを全同盟員や支持者に徹底することである。第3に、投票方法について「選挙区は候補者名」「ブロック比例は政党名」を書くことを周知し無効票をつくらないようにすることである。
  各都府県連・支部は、総選挙期間中に必ず機関会議や支部集会を開催して、前記のとりくみを徹底するなかで、組織内固めはもちろんのこと、支持拡大に向けて組織の外に大胆に打って出て、松本龍候補や中川治候補をはじめとする全推薦候補の当選をかちとり、歴史的な政権交代への総選挙闘争に死力を尽くしたとりくみを展開しよう。

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