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部落問題資料室
NEWS & 主張
被爆から66年
「浦上町」を後世につないでいく
長崎郷土親輿会が世代交代へ

「解放新聞」(2011.08.15-2531)

 【長崎支局】被爆から66年目。被爆体験を語る人たちも高齢となった。原爆によって壊滅した浦上町の当時を知る人もだんだんと少なくなってきた。
  その浦上町で唯一残った墓地を管理・運営してきた長崎郷土親興会も世代交代の時期を迎えた。
  6月26日にひらいた総会では、これまで会長をつとめた梅本テル子さんから、長崎支部の中村由一・支部長にバトンが渡された。会計の中尾貫さんも勇退したが、梅本さんとともに「相談役」としてこれからも携わっていく。数人の幹事も、途切れつつある関係をつないでいくために、長崎在住者のほかに東京、大阪、福岡在住の人たちが加わった。
  親興会の会員も子から孫へと引き継がれているが、面識がない人たちがほとんど。8月9日の法要やお盆の時でも言葉を交わす人は少なくなってきた。故郷の厳しくもたくましい歴史をつないでいかなければならない。

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