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部落問題資料室
NEWS & 主張
「よみがえれ三陸」でコンサート
東日本大更復興遠へ本部が後援

「解放新聞」(2011.10.17-2539)

3組が出演し被薯警す
  震災復興支援チャリティーコンサート「よみがえれ三陸」が9月25日、岩手県大船渡市の大船渡中学校体育館でひらかれた。チャリティーコンサートは、NPO人権センターHORHNONを中心とする実行委員会の主催でひらかれたもので、部落解放同盟中央本部が後援した。解放同盟からはスタッフとして東京都連、神奈川県連、埼玉県連から6人が参加。会場となった中学校校庭に建設された大船渡中学仮設住宅自治会による「黒潮レディース」も応援にかけつけた。
  この日は、仮設住宅や地域住民、岩手・宮城県各地から約80人が訪れ、サービスのお茶やお菓子でコンサートを楽しんだ。コンサートには3組が出演し、音楽を通じて被災者を励まし、最後に「上を向いて歩こう」を全員で歌った。
  大船渡中学仮設住宅で暮らす平山睦子さん(55)は、「とても感動して、すごく元気が出た。自分も歌いたくなった」と笑顔を見せた。大船渡市内から車イスで来場した60代の女性は、「亡くなった娘が好きだった曲を聴きたくてきた。本当に素敵な会で感激した」と涙を流していた。
  この日出演した陸前高田市の「大泉バンド」は、津波で楽器や機材の大半を流失。震災後、ファンからのカンパで機材を揃えて活動を再開した。今年9月には、ベンチャーズオリジナルメンバーでリードギター奏者のノーキー・エドワーズさんとも共演した実力派。リーダーの大泉善裕さん(59)は、「津波で楽器やドラムセットを流されたが、一部が奇跡的に見つかり、錆びたドラムの筒を磨いて何とか使っている。これからも震災に負けず音楽活動を頑張っていきたい」と支援への感謝と復興に向けた決意を語った。
  このほかに、「RingーR (リングアール)」が支援ソングを、「Ya!Voices(ヤー・ヴォイセス)が熱演した。

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