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部落問題資料室
NEWS & 主張
差別街宣許さぬ
奈良地裁で第1回口頭弁論

「解放新聞」(2011.10.31-2541)

 【奈良】2011年1月22日に、水平社博物館前の路上からハンドマイクで「エッタ博物館」などと連呼する差別街宣をした川東大了への名誉毀損行為にたいする損害賠償請求訴訟(2535号既報)の第1回口頭弁論が、10月17日午後1時10分から奈良地裁第101号法廷でひらかれた。弁論には、原告の水平社博物館と代理人が臨んだ。単身法廷に姿をみせた被告の川東の答弁書は、請求の棄却を求める、というもので、「弁護士をさがしているがどこもひきうけてくれなくて困っている」と発言。次回の弁論期日を12月19日とし、12月5日までに弁論書を提出するよう裁判長に求められると「差別の定義を教えてくれないと書けない」とくり返す始末。裁判長から、訴状にある事実があったのか、なかったのかを書くよう求められ「はいわかりました」と答えた。
  奈良地裁には、差別街宣への怒りを共有する部落解放同盟員や市民、労働組合員など100人が結集し、傍聴席を埋めた。
  裁判の後、「差別街宣を許さない奈良の会」の結成集会をおこない、役員体制などを承認し、事務局を部落解放同盟奈良県連内に置くことも決めた。

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