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部落問題資料室
NEWS & 主張
同朋運動を成長させると宣言
本願寺派「((財))同和教育振興会」設立50周年に
差別・被差別からの解放めざしとりくみ

「解放新聞」(2012.01.23-2553)

 浄土真宗本願寺派の(財)同和教育振興会設立50周年記念法要とシンポジウム、祝賀会が2011年12月14日午後、西本願寺阿弥陀望、同朋センターなどでおこなわれ、210人が参加。「解放に向けてこの歩みを止めることなく、同朋運動をよりさらなる大樹へと成長させていく」などの大会宣言を採択した。部落解放同盟からは大野副委員長、辻本、池田両中執などが出席した。
  法要で大谷光真・浄土真宗本願寺派門主は、親鸞聖人の平等精神は同朋運動にあらわれ、同和問題の解決に寄与する「振興会」のとりくみを、いかに宗門としてうけとめていくか、50周年にあたって、格差社会の広がるいま、心あらたに先人の想いをうけつぎ、宗門としてうけとめていかなければならないことを強調。橘正信・理事長(総長)は、「当法人は、浄土真宗本願寺派と一体となって、教団内外の部落差別をはじめとするあらゆる差別・被差別からの解放をめざし、とりくみをすすめてきた。その歩みは親鸞聖人の「御同朋・御同行」の道を歩む実践であり、同朋運動推進にいっそう邁進する」決意を表明した。
  大野副委員長は祝賀会で「部落解放基本法」制定要求国民運動の初代会長に浄土真宗本願寺派の大谷光真・門主が就任したことなどをふり返り、宗門あげての協力に感謝といっそうのとりくみへの期待をにじませた。
  シンポジウムのテーマは「差別・被差別からの解放~念仏者としての取り組みと展望」。振興会50年の成果を同朋運動60年をふまえて、課題が教団全体のものとして組織化することができたことなどを確認した。

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