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部落問題資料室
NEWS & 主張

再審開始へ決意を込め
東京高裁前で狭山アピール

「解放新聞」(2013.01.28-2604)

今年こそ真実究明を
  石川一雄さん、早智子さんは1月17日、「今年こそ再審開始を」とあらたな決意を込めた訴えを東京高裁前でおこなった。この日の情宣は、14日に降った雪が残る冷たい空気のなかでおこなわれた。埼玉県連のほか石川一雄さんを支える埼玉東部市民の会、千葉・狭山事件にとりくむ東葛住民の会、また、長野県連から西藤千代子・委員長らが参加。総勢13人が「石川無実」を訴えるビラを配布した。
  石川一雄さんは、「50年無実を訴えてきた。そのうち32年は刑務所にいた。無実は必ずわかってもらえると信じて耐えぬいた。社会に出てきてからも18年が過ぎた。今度こそ真実を究明するために責務を果たして欲しい」「証拠物から私の指紋は1つもでていない。これだけでも私が犯人でないことは明らかだ。検察は開示勧告を無視したままであり、肝心な証拠は「不見当」という。隠し持つ証拠を開示して欲しい。つぎの3者協議までに開示されなければ、開示勧告をして欲しい」と訴えた。
  早智子さんは、「狭山にも雪が降った。一雄さんの無実のような真っ白い雪だった。一雄さんの無罪を祈らずにはいられなかった。この日(1月14日)、一雄さんは74歳になった。今年にはいっても各地から署名が郵送されてくる。第3次再審請求でも140万筆をこえる署名が提出されている。これら多くの市民の声を無視してはならない。正義がおこなわれることを心から信じている」と訴えた。

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