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部落問題資料室
NEWS & 主張

3者協議で19通開示
手ぬぐい、腕時計など関連で

「解放新聞」(2013.02.11-2606)

 狭山第3次再審での第12回3者協議が1月30日午後、東京高裁でひらかれた。狭山弁護団(中山武敏・主任弁護人)は、昨年12月26日に手ぬぐい、腕時計に関する捜査書類、「犯行経路・現場」を特定する捜査書類などの証拠開示勧告申立書を、今年1月21日には欠番となっている証拠物の証拠開示勧告を提出していた。これにたいして検察側は、1月22日と29日に意見書を提出し、19通の未開示証拠を出してきた。これは、手ぬぐい、腕時計、自白の「秘密の暴露」に関するもの。弁護団では開示証拠を精査しながら検討し、さらに証拠開示を求める。
  検察側は「犯行現場」にかかわる捜査書類などの証拠開示について「必要性はない」としており、弁護団は反論している。欠番の証拠物については、内容を具体的にして再度開示勧告申し立てをおこなう。
  弁護団は1月24日に、脅迫状・封筒の筆記インクについてⅩ線分析器による科学的分析をおこなうよう求める鑑定嘱託申し立て補充書も提出している。
  3者協議には、中山主任弁護人、中北事務局長をはじめ、横田、青木、近藤、小島、野口、指宿の各弁護人が出席した。次回は5月の予定。

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