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部落問題資料室
NEWS & 主張

リバティ支援で太鼓
オリジナル曲も披露し

「解放新聞」(2014.03.10-2658)
 テケテケテケテンと締太鼓が鳴る。そこへドンドンドンと宮太鼓の音が重なる。もう一つ、ドーン、ドーンと大太鼓の音が会場に響き渡る。演奏会の最後に総勢62人が舞台狭しと太鼓を打ち鳴らす姿は圧巻。満席の会場からは、感動の声と溜息が聞こえる。
  これは、2月15、16日におこなわれた「リバティおおさか支援 太鼓コンサート・久遠の空-絆」の演奏会でのもの。主催は、なにわ・太鼓のふるさとプロジェクト実行委員会。リバティおおさかを支援しようと浪速の太鼓集団「怒」のメンバーがよびかけ、賛同し、おこなわれたもので、リバティホールは開演1時間以上も前から並んだ人をはじめ、参加者の熱気に包まれ、2日間でのべ600人が会場を埋め尽くした。
  公演に参加したのは、大阪の各地の太鼓集団、「怒」「獅子」「鼓吹」「魁」「蛍」「疾風」で、それぞれ浪速、浅香、北芝、北条、豊中、池田の部落解放運動のなかから生みだされた。演奏された曲は、それぞれの集団がつくったものだが、打ち手をかえてそれぞれの曲を演奏し、この公演のためにオリジナルの「久遠の空」を作りあげた。
  公演に向けた合同練習のほか、原皮から毛抜きし胴に張る作業のワークショップ、太鼓のまち「浪速部落」のフィールドワークなどの企画も積みあげてきた。同プロジェクトでは、今後もさまざまなかたちでのリバティ支援と太鼓のコンサートなどを企画・実行していきたいと語っている。

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