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可視化が必要と
元検事が講演で訴え

「解放新聞」(2014.06.09-2670)
 全面証拠開示と全面可視化が必要と、元特捜検事が考えを披露して注目を集めた。5月31日、京都市・KBSホールでひらかれた証拠開示・可視化シンポジウムで講演した前田恒彦さん(元大阪地検特捜部主任検事)が語ったもの。主催は京都弁護士会で、380人が参加した。
  前田さんは、「郵便不正事件」で証拠の改ざんをしたため、懲役1年6か月の判決をうけて服役。取り調べ側から一転して被告となり、ほかの裁判の証人などを体験した結果、考えかたを改めたと説明した。
  講演会の最初に「謙虚さに欠け、卑劣な行為だった。改めておわびしたい」と、改ざん判明後に無罪が確定した村木厚子さん(厚生労働事務次官)に謝罪の言葉をあらわした前田さん。「私のような人間を検察からだしてほしくない」と検察の改革にかける決意を明らかにした。

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