pagetop
部落問題資料室
NEWS & 主張

差別落書が長期間放置される
都営住宅エレベーターのドアに

「解放新聞」(2014.10.06-2685)
 【東京支局】「新宿区内の都営住宅エレベーターに差別落書が2年以上も放置」――都連糾弾闘争本部は8月20日、新宿区内都営住宅差別落書事件について都人権部、都市整備局と話し合いをおこない、都連は長谷川三郎・委員長をはじめ4人が参加。都側は人権部課長ら5人が出席した。
  今回の差別落書は、台東区在住の人が発見し「あまりにも不当きわまりない差別落書なので調査のうえ、削除要請をしてほしい」と都連に連絡、相談があり、発覚したもの。
  話し合いでは、都市整備局から「6月23日に当該都営住宅のエレベーター6階のドアに「エッタ」と書かれた差別落書を実確認し、現場写真の撮影後、布テープにより、一時的な遮へい措置をし、その後、牛込警察署に器物破損として被害届けを出した。翌24日には関係部署課長および担当者が現場確認し、消去した」と経過を報告。そして「今回の差別落書は、時期は特定できないが相当の期間、この落書が放置されていたことが問題と認識している。都営住宅内での差別落書の早期発見、早期対応をはかり、再発防止に努める」と都市整備局の見解ととりくみをのべた。
  都連は、①差別落書が2年以上も放置されたのはなぜなのか、しっかりと解明すること②どのような啓発をおこなうのか、の2点を要望し、ひき続き、話し合いをおこなっていくことを確認した。

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)