pagetop
部落問題資料室
NEWS & 主張

映画「SAYAMA 大感謝祭」
47都道府県4万人が観賞
大学でのプロジェクトも進行中

「解放新聞」(2014.12.22-2696)
 映画「SAYAMA~みえない手錠をはずすまで」が完成・公開されてから1年。すでに、47都道府県で400か所近くで上映し4万人が観賞した。現在も各地で上映運動が続いており、大学での上映プロジェクトも進行している。この上映のとりくみは多くの人との出会いを生み出し、再審闘争に大きな新しい風を吹きこんできた。
  各地の上映運動に感謝をこめ、「SAYAMA大感謝祭」が12月6日夜、東京・国分寺市にあるカフェスローでおこなわれた。感謝祭には、石川一雄さん、早智子さんほか、菅家利和さん、桜井昌司さん、杉山卓男さんが参加した。また、映画制作スタッフの紹介や映画の音楽を担当した「SAYAMAバンド」が再結集しライブをおこなった。

ゲストに詩人の谷川俊太郎さん
  第1部はSAYAMAバンド(谷川賢作さん、小室等さん、鳥音さん、河野俊二さん、こむろゆいさん)によるハミングによる映画の挿入歌。ライブで聴くと本当に静かに、力強く訴えてくる曲だと実感する。また、反戦歌の至宝「死んだ男の残したものは」(作曲・武満徹)を作詞した谷川俊太郎さんが特別ゲストとして参加、自身の詩を数編朗読した。
  第2部は石川一雄さんの獄友たちが勢ぞろいし、狭山再審無罪まで支援を続けると誓いをあらたにするとともに、もう一人の獄友である袴田巌さんの再審をともにかちとろうと誓い合った。
  また、制作過程を撮影した映像もながされ、ひとつの作品になっていく過程には多くの人がかかわり、大変な作業をへて完成するようすを見た。
  この日の感謝祭には、埼玉や東京から解放同盟や住民の会からの参加があった。多くは一般の映画を観てた人たちで映画でつながる人たちが参加した。この日の大きな盛りあがりを再審開始の力につなげるために、上映運動をさらに拡大しよう。


「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)