無事故・無違反者の運転免許書はゴールドカードで5年間有効(違反などをした人は有効期限が3年間しかない)と喜んでいたのだが、免許証の更新期間を「原則3年」から「原則5年」に延長することなどを盛りこんだ道路交通法の改正案を来年の通常国会に提出する、という/せっかく5年間有効なものを取得したのに、とガックリすることおびただしい。しかも今回の「原則5年」には、免許証をICカードにというおまけがついている/ICカードにする理由は、偽造される事件がつづいているため、しかし、ICカード化しても、偽造はつづき、イタチごっこ、と思うのは私だけだろうか。IC化されると偽造防止だけでなく、交通違反のとりしまりの一部自動かも可能と警察にとっては有利づくめ/IC化するのは名前、住所、運転できる車の種類、顔写真などという。違反のさいの反則キップもIC化すれば機械が情報を読みとることが可能で、現在の手続きでおこる誤記も防げる、としている/運転免許証は、現在、いわゆる身分証明書がわりに使われることが多い。民間でもこのICを読みとる機械を導入するのだろうか。IC化されるのは、さきの情報だけなのか。それ以外の個人情報はIC化されないのか、などなど免許証IC化には謎がいっぱい/住民基本台帳法が変えられたことで国民総背番号制が現実のものとなった。国民一人ひとりに個人情報が入ったICカードをもたせたいというのが権力者の本音。免許証をその先陣にたたせてはならない。
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