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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第1982号/00.08.21
 夏カゼが、こんなにきついとは思わなかった。7月にひきはじめたのだが、いまだに完治しない。冷房の強い所へ行くとダメ。原因は不摂生。寝るときは冷房を切るべきなのだが、暑さに負けてついそのままスイッチを入れっぱなしで朝まで、ということになる。朝になると、ノドがおかしい、微熱がある、ということになる/暑いさなかのカゼは、ほんとうに完治するのに時間がかかる。へたをするとすぐにぶりかえしてしまう。なんとかならないものか/夏のもっとも暑いさかり、電力需要がもっとものびるという。しかしこれも待機電力を含めたもの。テレビ、ラジオ、ステレオ、電子レンジ、ビデオなどなど、使うときだけスイッチを入れるだけで月に千円ほどは電気代が安くなるという/冷房中の室で甲子園の高校野球をみる、このときが電力需要のピークとは、電力会社がよく使う文句。このピーク時を担うために原子力発電が必要だとつながる/ところがドイツでは、6月に政府と電力会社が原子力発電所の全廃に向けて合意した。これは、ドイツ社民党と連立を組む緑の党の要求を入れたもので、政治力の問題/しかし日本では官僚優先のもとに原発推進があいかわらず。昨年のJCOの事故が、大きく教訓化されていないのだ/電力需要ピーク時ですら7千万kw、30㌫以上の原発以外の整備が余剰になっているのが現実なのだ。原発設備容量世界4位のドイツが脱原発を打ちだしたのに、3位の日本はそのまま。いまこそ、私たちの力で政策転換をはかろう。

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