とにかく暑い。外に出るともう灼熱。頭がくらくらする。こんな時、外で仕事をする人は、本当に大変だ。冷房の入った室内にはいるとほっとするが、地球温暖化にとって、このことはどういう影響をもたらすのか、と考えると涼しさも飛んでしまう
▼とくに体重が増えると、暑苦しさもさらに飛躍的に増える。かくいう筆者もそうだが、とにかく署いし体が重い。成人病の大本は肥満というので何とかしたいのだが、これまでのリバウンドが出て、なかなかうまくいかない
▼しかし、薬に頼ることはやめよう、という強い決意だけはもっている。実際、薬の成分はよくわからないし、努力なしで痩せるなどということはあり得ない、というのが結論だからだ
▼この間、問題になったのが中国製の「やせ薬」。飲めば痩せることができる健康食品、といううたい文句で売り、多くの被害者を出した。死者四人、被害者は把握できるだけで四百人にのぼる。この薬、シンガポールでも被害を生んでいる
▼ダイエット食品、健康食品をうたうものにたいする国民生活センターに寄せられる相談も多い。なぜ、政府は早急に、ここまで被害者が出るまでに手が打てなかったのか
▼薬事法をかいくぐる健康食品への対応を早急におこない、情報開示を最優先にすることこそ、改革ではないのか。誰を主体に、
誰のために、どのような改革をおこなうのか、問われているのはそこだ。