小泉内閣の支持率は微減とA紙が伝えている。なんと、道路公団の改革なるペテン的やり方にたいし六〇パーセントが評価している、という。そのペテン性の問題は３ページに譲るとして、こんなときにでてくるのが、小泉より強い内閣の登場への期待。いわゆる石原新党待望論だ
▼この話、本人が乗り気になっている。日本も、いよいよ「最後の一撃」を食らわさせられるときが来たのか、と思わざるを得ない
▼この石原都知事、昨年十一月の『週刊女性』誌でこんなことを語っている
▼「これは僕がいってるんじゃなくて、松井孝典がいってるんだけど、“文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはパパァ”なんだそうだ。“女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です”って。男は八十、九十歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって…。なるほどとは思うけど、政治家としてはいえないわね（笑い）。」
▼引用が長くなったが、都議会での追及にも年をとった女は横暴な存在と開き直ったまま
▼石原都知事が、平然と民族差別発言をおこなっていることは知っていたが、女性にたいしても同様であることがわかった
▼中曽根をバックに新党論がばらまかれ、こんな人間に期待する国民を生み出す、この国とは、一体なんだ。