住基ネットいち抜けた
自治体離脱の手引き
反住基ネット連絡会 編 現代人文社(定価800円)
「いっしょに戸籍をなくしましょう」
この「甘いささやき」から始まった「住民基本台帳ネットワークシステム」(住基ネット)構築の第2次稼働が8月25日におこなわれた。
自治省(当時)が90年代に部落解放同盟に送ったメッセージは戸籍にかわる個人認証システムの構築だった。
しかし実際に構築されたのは、「住基カード」を個人認証のキーとして、インターネット経由の戸籍の電子化だった。
電子政府、電子自治体構築にあたって、もっとも障害となったのが、さまざまな申請に必要とされている戸籍だった。政府は法務省に昨夏、戸籍の電子化を求め、法務省も具体化方針を明らかにしている。
この新たな住民管理のシステムは、一人ひとりに共通番号をつけることで、どんな色分けも可能にする。つまり、差別・選別を自由自在にできるということだ。
本書は、8月25日の「住基ネット」第2次稼働にたいし、管理と監視へのたたかいの根拠を提示している。 (E)
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