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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2112号/03.03.24
 一体全体、マスメディアはどうなっているのだ。どのチャンネルを回しても、悪いのはイラクのフセインだ、それを擁護するフランスはけしからん、イラクが細菌兵器をアメリカで使ったらフランスは責任をとるのか、などとわめきちらす解説者ばかり
▼本紙報道でみられるように、三月八日、東京・日比谷では四万人が集まり、イラク攻撃・戦争反対の集会とデモがひらかれた。しかし、それを大手二紙は一行も報道しない。そんなことはなかったかのように、二紙は北の脅威を煽る報道をトップにもってきている
▼どうして、日本の国に住む七〇パーセント以上の人たちがイラクへの攻撃に反対しているというのに、報道で、とりわけテレビではイラク攻撃賛成、やむなしを強調する解説者ばかりなのか。これでは、戦争熱をテレビが煽っている、世論操作をしている、としかいいようがないではないか
▼国連安保理をめぐって、イラク問題についての攻防がつづくなかで、ついに、というか、やっぱりというか、小泉首相は米国が国連安保理決議1441にもとづいてイラクへの攻撃を主張していることに、ついにそれで武力行使が可能、といいだした。しかも前から米国を支持していると
▼1441決議は自動的な武力行使を認めたものではないと答弁してきたのはどこの誰か。ついに本音をだした。完全な参戦国家だ。こんな政府はいらん、というのがわれわれの本音だ。

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