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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2113号/03.03.31
 米英軍はとうとうイラクにたいする攻撃を始めた。これほど世界中で反戦運動がまきおこり、米英の戦争への道理はなにもないにもかかわらずである
▼四百五十万人が住むイラクの都市、バグダッドを中心に、何万発という爆弾が、雨あられと打ち込まれている。誤差数メートルという爆弾は、どこまで正確に打ち込まれているのか、という実験に使われている、人びとを殺傷しながら。劣化ウラン弾もいわば在庫一掃として打ち込まれている
▼米英軍なども、軍事力のかっこうの実演の場として使っている。しかし、でてくるのは同士討ち、自軍同士の事故など、思わぬ結果を生み出しているのが現状だ
▼いったい、誰のための、なにのための戦争なのか。はっきりいえることは、歴史は新たな段階に突入した、ということである。アメリカが帝国として、突出して世界制覇を現実のものにしようとしていることだ
▼自分のような野望をもつ、あるいはもとうとする国、逆らおうとする国はあらかじめつぶす、ということだ
▼目的は石油の利権だ。はやくも戦後をにらんで復興にはアメリカの大企業をあてることを公表している。これだけをみても、誰が儲かる構造になっているかは明らかではないか
▼こんなときこそ、イラク戦争反対の運動を組織し、訴えることが重要だ。世界は黙っていない、私たちも黙ってはいないい、ということをもっと明確にする必要がある。

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