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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2196号/04.11.29
 イラクのファルージャに米軍が攻め入った。当初は新開にも病院のようすなどの写真がでた。しかし、最近は写真もでない。報道そのものが、従軍取材もない。もちろん、これとて米軍の視点からしか取材できないことは論を待たない。公開されているのは米軍の写真のみ
▼それしか情報がない現在、ファルージャで今、どのようなことが起きているかを知るのは、インターネットを通じてしかない。ある人は、そんな情報源の当てにならないものは、と語る。では、大新聞社、放送局なら信頼できるのか、と問いたい
▼いまネットで流されているニュースは、米軍の蛮行についてだ。戦車の前に、ファルージャの市民、女性や子どもを並ばせ盾に使っているというものだ。まったく卑劣なやり方としかいいようがない
▼こうした事態のなか、ブッシュ当選後初めての日米首脳会談がおこなわれた。イラク全土が戦闘地帯になっているにもかかわらず、自衛隊の派兵先は安全地帯とごまかし、この間活動をつづけさせてきた。その期限が12月14日に切れる
▼そのことを意識して小泉首相は、イラク復興支援を継続する、との方針を表明した。米軍とともに行動する、という意味だ
▼戦争の大義名分もなくし、ただただアメリカの利権のために人びとを殺害する戦争に、追随をつづけるというのだ。一体こんなことを許している国民は誰だ、と叫びたくなる。状況を変えるのはいまだ。

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