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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2227号/05.07.18
 最近、はいはいをあまりしないで歩き始める子が多くなったと聞いた。もちろん、はいはいにも順番がある。最初は前進できず、後退のみ。お腹をつけるずりばい。もう少しすると、本格的なはいはいが出来るようになる
▼その後は足の裏で蹴ってすすめ、はうスピードもアップする。つかまり立ちも始まる。これが、順番だ
▼最近の家にはモノが多い。はい回ることが出来るスペースが少ない。保育所も設備や人員がそろっている所でないと、十分にはい回れない
▼そのことが、つかまり立ちから立ち歩きを始める、という子どもを多くしているのではないか。もっとも、「つかまり立ちやつたい歩きでも、十分に筋力は養われる」、足が弱くなることもない
▼ただ、はいはいを十分することは、手のひらを使うことによって、脳への刺激をもたらす
▼日本国憲法を悪い方向に変えようとする部分は、政治的アパシー状態が続くいま、好機到来とばかりに、自分たちの尺度をもちだして改憲をおこなおうとしている
▼日本史上はじめて、国民みずから主体的に憲法を定めることを新憲法では宣言する、という。よくこんな嘘をいえるものだ。新憲法では、国家ではなく、国民に責務を与えるという。本末転倒とはこのことだ。戦争が出来る国家へとの意図が透けて見える
▼もっと、はいはいをして、時間をかけて民主主義とは何かをしっかりと理解し、考え直すべきだ、改悪派は。

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